【バイナリーオプション】シグナルツールは本当に勝てるのか徹底検証

バイナリーオプションに限らず投資をしていると「シグナルツール」「サインツール」という単語を耳にするかと思います。

本記事では、「シグナルツール」とは何なのかやシグナルツールを使うメリットとデメリットを紹介していきます。

バイナリーオプションとは

まず「シグナルツール」を解説する前にバイナリーオプションについての簡単な解説をしておきます。

バイナリーオプションとは、「二者択一方式の投資」です。
相場を見極めてHIGH(買い)のエントリー・LOW(売り)のエントリーをして、判定時刻にエントリーした時点より価格が高いか低いかを予測する取引方法です。

バイナリーオプションでは賭けた金額以上失う事がないため、FXよりも比較的にリスクが低いのが特徴です。
FXと同じく「投資家心理」を読み解くことで、トレードで勝ち稼ぎを出していくことが可能です。

シグナルツールとは

シグナルツールとは「サインツール」とも呼ばれるトレードツールです。
使用しているインジケーターやロジックに反応してエントリーポイントを算出し、ユーザにシグナルを出してくれます。

そのほかにも、
矢印で知らせてくれる矢印系インジケーターや、
アラートにてエントリーポイントを知らせてくれるアラート系インジケーター
という区別で細かく分類されることもあるようです。

 

シグナルツールを使う理由は、当然ですがメリットが存在するからです。
そこでシグナルツールを使う上でのメリット・デメリットをご紹介します。

メリット

シグナルツールを使用していてのメリットを紹介します。

・分析に時間がかからない
・精神的に削られない
・分析に知識と技術が必要ない
・楽に稼げる
・勉強しなくてもできる

デメリット

シグナルツールを使用していてのデメリットをご紹介します。

・初期コストがかかる
・シグナルツールで実力が付かない
・シグナルツールが無くなった時に稼げなくなる

稼ぎやすいシグナルツールの特徴

ここまでにシグナルツールのメリットデメリットを紹介しましたが、やはり気になるのはバイナリーオプションで本当に勝てるかどうかだと思います。
そこで、稼ぎやすいとされるシグナルツールの特徴をまとめてみました。

勝率が高い

まず大事なのは勝率が高いことです。

シグナルツールに関係なく投資をやるうえで、勝率はとても大切です。
ここでの勝率が「マーチンゲール法という法則を使っての勝率」「単発での計算での勝率か」によって大きく異なるので、ただ単に勝率が高いからといって信用してはいけません。

勝率についての詳しい議論は後ほど行います。

エントリーチャンスが多い

エントリーチャンスが多いことは稼ぐ上で大切です。
エントリーチャンスとは、取引を実行するタイミングのことを言います。

バイナリーオプションの場合、一回のトレードで稼げる額は固定倍率なので、回数を多く打てないと稼ぐことができません。
いくら勝率が高くてもトレードができなければ意味がないのです。
トレードの回数を重ねるためにはエントリーチャンスの多さが大切です。

再現性が高い

再現性が高いかどうかも重要です。
再現性とは「明確な根拠によって過去も未来も同じ結果になること」を指します。

過去の成績がいくら優れていても、将来の相場に適用できなければ意味のないシグナルツールです。
再現性はシグナルツール・サインツールの購入の際には必ず確認すべきポイントです。

オフラインでツールを購入する際には、再現性についてお話しするといいでしょう。

勝率と利益の関係

バイナリーオプションやFXのシグナルツールには勝率○○%と記載されているページや謳い文句がありますが、実際にどのくらい儲かるのかを勝率別に紹介しておきます。

原資が100万円だとして、倍率が1.9倍で試行回数が100回とします。
一回のトレードで1万円をかけるとするならば、

勝率50%だった場合→-5万円
勝率55%だった場合→+4.5万円
勝率60%だった場合→+14万円
勝率65%だった場合→+23.5万円
勝率70%だった場合→+33万円
勝率75%だった場合→+42.5万円
勝率80%だった場合→+52万円
勝率85%だった場合→+61.5万円
勝率90%だった場合→+71万円
勝率95%だった場合→+80.5万円

シグナルツールのパッケージや謳い文句として言われている勝率ですが、損益に表すと上記の通りになります。

シグナルツールの闇

ここまではシグナルツールを使用するにあたっての良い側面を見てきました。

しかしシグナルツールの良くない側面も持ち合わせています。

では、どのような闇があるのかを紹介します。

価格がバラバラ

まず、シグナルツールの価格は5000円~50万円と値幅が大きいので、値段に相応するコンテンツかどうか見極めなければいけません。

いくら安くても使い物にならなければ意味がありません。

シグナルツールにも騙しが存在する

シグナルツールにも騙しという物が存在します。

騙しとはシグナルが来ても勝てない場面や、明らかに無理なエントリーポイントでのシグナルです。
つまりは、勝てない時です。

シグナルツールは相場に対しての指標の条件を満たした時にシグナルが来るというものですが、シグナルだけでは判断できないのが投資です。

ツールが使用しているインジケーターやロジック自体にも騙しがあるので、その騙しが無くならない限りはシグナルツールの騙しも無くなりません。

もちろん、インジケーターやロジックの騙しを無くすことはできないので、騙しが生じることは仕方ないことです。
しかしながら、ツールに頼り切った投資をしてしまえば、騙しを回避することができません。

騙しはある程度の知識を持てば理解できるため、すべてシグナルツール頼りではなく自己学習を怠らないようにしましょう。

過去の設定である可能性がある

シグナルツールは、基本的にその時その時の傾向に合わせて設定しているので、相場の傾向は大体3ヶ月から半年程度で変わってしまいます。

そのため、適切な時期が来たらメンテナンスする必要があります。
ツール販売業者によってはメンテナンスに費用を請求される場合がありますので、事前に確認しておくのが良いでしょう。

シグナルツールでの勝率を見る際には、1ヶ月前や直近の結果を提示してもらいましょう。

複雑なロジックほどメンテナンスが必要になる

複雑なロジックは、相場に対しての適応が高く利益も生みやすいですが、はまらなかったときにズレが生まれやすいです。

細かいメンテナンスも必要になるので、メンテナンス期間が設けられていてその期間シグナルがこなかったり、メンテナンス料金を取ってくるところもあります。

瞬間的には最大の勝率を出せるでしょうが、ひとたび相場とズレが生まれると、いつの間にか負け越して損になってしまいます。

そのため、不安であればロジックを問い合わせてみるのもいいでしょう。

まずシグナルツール自体が詐欺

バイナリーオプションの悪い評判を聞くかもしれませんが、バイナリーオプションの取引自体は悪いことではありません。

ではなぜバイナリーオプションの悪い評判があるかというと、バイナリーオプションを利用した悪い人たちがいるからです。

誰でも簡単に設定できるロジックや質の悪い商材を、知識や情報が無い人に高値で売りつける詐欺的な業者が少なくないのは事実です。

販売した後にメンテナンスが必要となるツールを、使い方だけ教えて丸投げするなどといった悪質な業者も存在します。

高い勝率でメンテナンスが不要なツール(ロジック)は存在しませんし、もしそのようなものがあれば販売なんかしないで独占しようとするはずです。

自動売買ツールの闇

サインツールやシグナルツールの他にも「自動売買ツール」というのもあります。
こちらはエントリーポイントの通知のみならずエントリーまで自動でやってくれるツールで、投資自体を丸投げすることのできるツールです。

しかし、この世の中いいものばかりではありません。

自動売買ツールには欠点もあります。
それは、初期コストが掛かることと、バイナリーオプションの強みを打ち消していることです。

初期コストは5~50万円と幅広いですが、どれも利益を出して回収するまでには時間とお金がかかります。
また、高額な商品であればあるほど、金銭面のリスクが高くなります。

また、自動売買ツールはバイナリーオプションの長所を潰してしまっています。

バイナリーオプションの強みは、賭けた額しか損益が出ない事と損益を細かく把握できることです。

しかし、自動売買ツールは細かく確認しなければ、知らない間に損失が出ている可能性があります。
それではゼロカット機能の付いているFXツールと変わらないので、バイナリーオプションでやる必要もありません。

また、自動売買ツールでは口座が凍結される可能性もあり、海外取引業者には自動売買を判定して口座を凍結させる基準があります。

以下は口座凍結の基準の一例です。

・レートの遅延やフロントランニングを狙った取引である
・業者間アービトラージ等の自動売買ソフトの利用の疑いがあると弊社が判断する場合
・クレジットカードの乱用が認められてしまった場合
・取引額と比べ、入出金額が通常の範囲を超える金額と弊社がみなす場合
・本人確認書類や公共料金、郵送物等に偽造を施した場合
・同一人が複数口座を開いたことが確認された場合(両方の口座を解約することがあります)

同じタイミングで不自然なほど多くの人数が同時に取引するようなことになれば、口座が凍結する可能性があります。

シグナルツールよりも自力

シグナルツール自体は取引や勉強をする際には有用なものです。

シグナルツールは補助的に使うのが正しい使い方なのです。

シグナルツールだけを頼ってのトレードでもいいのですが、知識と情報は常に入ってくる環境にするべきです。

シグナルツールが停止されたり勝率が下がって負け越しそうになった時でも、自分の知識と技術があればトレードを続けることができます。

最後に

シグナルツールを使えば比較的に簡単に稼ぐことができますが、シグナルツールを過信してはいけません。

しかし、もしシグナルツールを使う際には基本的にはシグナルツールの通りにエントリーしましょう。

勝率が高いからと一回のシグナルで複数回エントリーしたり、前回負けたからとシグナルと反対にエントリーしてはいけません。
シグナルツールの標準的な勝率を生み出すことができず、下手をすれば損失につながってしまいます。

しかし、シグナルツールが応用可能な道具であることも事実です。
根拠に基づいた研究により適切に改良することで、そのシグナルでエントリーするか否かを自身で判断できるようになれば、シグナルツールを使った上でさらに勝率を上げることができます。

まとめ

シグナルツールを使えば、知識や技術が無くても利益を生み出すことができるため簡単に稼ぐことができます。

簡単だからこそ罠もたくさんあるので、どのようなリスクやデメリットがあるのか確認してから購入しましょう。

謳い文句がどれだけ魅力的でも、直接言われたことをすべて信じるのではなくデータや証拠を正しく確認しましょう。

シグナルツール自体は稼ぐための強力なツールとなるので、正しい知識と正しい使い方で使ってみてください。

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